◎水槽の温度変化が少なく、外部の光の影響を受けにくい場所を選定しましょう

水槽を設置する場所により、水温や光を安定させる為の対策が変わります。

 

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・温度差の少ない場所を選ぶ

よく玄関に水槽を設置する方がいらっしゃいますが、夏には暑く気温が上がりやすく、水温も上がりやすくなります。

冬には気温が下がりやすく水温も下がりやすくなり、水温管理が大変です。

熱帯魚と言えども、実際の生息地では、30℃以上になる水温のところにはほぼ棲んでいません。

ろ過用のバクテリアも、弱ったり休眠状態になってしまい、生物ろ過能力が著しくダウンしてしまいます。

暑い時期の水温を下げるために、ろ過バクテリアや飼育魚に影響のない方法としては、エアコンの使用や水槽用クーラー・冷却ファンなどで下げる事になります。

寒い時期の水温を上げるために、ヒーターを設置しますが、大きい能力のヒーターが必要になります。

ヒーターの能力が低いと、設定温度に追いつかないという事が起きてしまいます。

それが、ヒーターやサーモスタットの故障や火事の原因になる事もあります。

 

二階建ての建物であれば、通常一階の方が気温が低くなります。

寒い地方の方で、二階でも夏の暑い時期に気温が30℃以上にならない地方であれば、二階での飼育もいいでしょうが、建物の作りによって変わってきますが、木造の場合であまり断熱を施していないお宅では、日本の大部分の家で二階が暑く、30℃を超える事になります。

そのような場合、建物の一階の方が簡単に飼育ができます。

但し、建物によりますが冬の寒い時期は、一階よりも二階の方が暖かい可能性が高いでしょう。

暑さの制御と寒さの制御で言えば、暑さの制御の方が難しくお金もかかります。

寒い地方の場合、通常よりワット数が大きめのヒーターの設置をお勧めします。

 
こちらに、暑い時期の対策や寒い時期の対策方法を書いてあります。

気になる方は、ご覧ください。

水槽を維持する為に行う作業や知識(カテゴリー)

 

夏のエアコンの使用では、玄関にエアコンを設置しているお宅は少ないですし、電気代もかなり掛かります。

水槽用クーラーの使用では、排気を外に出してやらなければ、設置場所の気温も上昇してしまいますし、導入費用や電気代も結構掛かります。

冷却ファンの使用では、せいぜい3~4℃位しか下げる事ができないし、気化熱を利用するので湿度が高くなり、換気しないと、水温はほとんど下がらなくなります。

気化熱とは、水面に風を当てる事で水が蒸発し、熱をとる事です。

冬には寒い状態になりやすいので、ヒーターが入りっぱなしになったりするので、大容量のヒーターが必要になり、電気代も高くなります。

 

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・外部からの光の影響を受けにくい場所を選ぶ

水槽に外部の光がよく当たる所へ設置すると、人的に光の調整ができません。

窓際など太陽光が当たりすぎると、苔が生えやすくなりますので、なるべく、太陽光が当たらない所へ設置する事で、照明により照度・照射時間などの光の調節ができます。

水草により、照明を当てる時間や照度が変わりますので、気をつけましょう。

太陽光は、蛍光灯やLED照明の比ではない照度があり、苔が発生する大きな原因の一つになります。

夏の強烈な光や、熱を抑えるためには、窓によしずや遮光断熱カーテンを利用すると、和らげる事ができます。

 

遮光断熱カーテン

(遮光断熱カーテン)

 

水槽を設置する場所は、できるだけ断熱の効いた太陽光のあまり当たらない場所をお勧めします。

 

アクアリウムを始める前にする事の全体については、大まかに分かりやすい、

初めてアクアリウムを始める前にする事
をご覧ください。

 

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