水槽の重量に耐え水平を保てる場所を選定しましょう。

 

水槽を設置する場所は、水槽を安定して置ける場所が必須であり、重量に対して耐えうるか、水平になっているかなど確認し、対策をしましょう。

これを怠ると、後々困った事になり、水槽設置をやり直さなければならなくなる可能性が高まります。

 

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・水槽を安定して置ける場所を選ぶ

畳の上などは不安定な上、水槽の重量により沈み込むなどで、傾いてきます。

玄関の下駄箱の上は、水槽の重量によって、戸が開かなくなると困りますね。

ほかにも床が弱い場所などは避け、丈夫でしっかりしていて水槽に底砂や水を入れた状態で、重量に耐えうる水平な場所でなければ、水槽を長期間置く事ができません。

決して、不安定な場所には、設置しないようにしましょう。

 

ラックを利用される方も多いと思いますが、それぞれラックには耐荷重というものがありますので、水槽の重量に負けない余裕を持ったラックを使用しましょう。

特に、4本の足で支えるようなタイプは、ピンポイントで重量が掛かりますのでゴム板を敷くなどの対策が必要になります。

一般に販売されている水槽台は、載せられる水槽の大きさや耐荷重が決まっていますので、けっして決められた水槽より大きい水槽を載せてはいけません。

 

2006.05.03-1

(ラックの台にも重量分散の板を敷き、防水断熱の板を敷いた)

 

・水槽は平行の取れた場所に設置しましょう

水槽は、傾いたところに設置すると、水がこぼれやすくなったり、水槽に歪みが出て水漏れの原因にもなります。

特に、オールガラス水槽では、フレーム付きと比べると強度が弱いので、絶対に傾いたところに設置しないようにしましょう。

フレーム付きの水槽であっても、水平な場所で水平を維持できるようにしましょう。

 

水槽を設置する場所の水平を取るには、まず水平器(簡単で安いものでいい)を使い、ちゃんと水平が取れているか横向き・奥行き共に調べましょう。

もし、水平でないならば、水槽を置く水槽台やメタルラックなどの低い方へ、長期間維持できる水平になるよう厚みを調整した硬く丈夫なものを挟むようにしましょう。

これを怠ると、もし水平でなく傾いている場合、オールガラス水槽では、水漏れやひどい場合は水槽崩壊も起きる可能性もありますので注意しましょう。

水平器は、ホームセンターや大工用品店などで、販売されています。

日本は地震大国ですので、多少の地震が起きても大丈夫なように、耐荷重や水平を考えて設置し、水を水槽の淵ギリギリまで入れないようにしましょう。

 

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・水槽の重量に耐える場所を選ぶ及び耐えさせる方法

水槽の重量に対して、特に点での重量による設置場所の強度が弱いと思われる場合は、水槽を置く場所の床への水槽接地面積を増やすようにします。

私の場合、洋室なので床はフローリングで、その上に薄めの絨毯が敷いてありますが、けっこうな重量になるので、水槽台やメタルラックの下に重量分散の為10mmの合板を広めに敷き、その上に防水の為塩ビの板を敷いています。

上記のことをした上で、特にメタルラックなど足の部分が点で支えるようなものは、別に家具の水平を取る為のゴム板などを足の部分の下に敷くとよけいに重量分散が可能です。

もちろん、ラックの一段一段にも、サイズに合わせて切った、9mm厚の合板2枚とその上に防水用の板を敷いています。

水槽の重量や大きさにより、必要な重量分散の板などの厚みや広さなどは、変わってきますので接地面積について考えれば分かりますね。

「点ではなく面で支える」という事です。

 

・水槽の重量

水槽の縦・横・高さを掛ければ水が入る量は分かりますね。

水は、1mlが1gですが、底砂などは比重が大きくなります。

それに、水槽やその他の器具などの重量を足せば、水槽の総重量になります。

重量を考えて水槽を設置しましょう。

 

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