水槽を立ち上げるのが始めての方でもできる、ろ過能力が高いエアーリフト式底面ろ過淡水小型熱帯魚の水槽の立ち上げ方を説明します。

その他のろ過器を使ったセットの方法は、器具の説明書をお読みください。

準備の部分は、他のろ過方法でもほぼ共通しています。

 

初めてアクアリウムを始める方は、失敗を減らすために、下記リンクで勉強してから始めましょう。
アクアリウムを始める前に知るべき知識

 

水槽を設置する場所・レイアウトや飼育する魚が決まったら、あなたが飼育したい魚を購入する前に、水槽を立ち上げ飼育魚が棲める環境を作りましょう。

 

 

水槽を立ち上げるというのは、水槽をセットし水を入れ、様々な機器がちゃんと動作するか確かめて、魚達のフンや残り餌などの有機物を分解し、バクテリアによる毒性の少ない硝酸塩になるよう硝化作用を行なう事です。

 

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水槽は大きさにもよりますが、水を入れ器具などをセットすると非常に重くなるので、後で動かす事が難しくなり、場合によっては、設置場所の補強が必要になります。

まず行なう事は、水槽や各器具の梱包を取り除き、説明書をよく見て確認しましょう。

水槽やろ過器具・底砂・アクセサリーなど水に入れるものは、きれいに洗います。

 

底面ろ過と底砂については、下記リンクをご覧ください。
新規水槽を立ち上げる前知識Vol.2 底面ろ過と底砂

 

水草は、水草に合った水温の水に浸けておきます。
流木は、たわし等で汚れを落とし、アク抜きと殺菌・殺虫の為、お湯でよく煮沸しましょう。
火傷しないよう、冷めるのを待ってから取り出しましょう

 

水槽を立ち上げるというのは、水槽をセットし水を入れ、様々な機器がちゃんと動作するか確かめて、魚達のフンや残り餌などの有機物を分解し、毒性の少ない硝酸塩になるよう硝化作用を行なう事です。

 

◎エアーリフト式底面ろ過の立ち上げ方を主に説明します

その他の水槽のセット方法も器具が違う位ですので、基本は同じです。

今回は、45cm水槽を同時に2つ立ち上げます。

総重量90kg以上になるので、水槽を設置するラックの中央付近が歪まないよう、重量に耐えられるように十分補強をします。

 

○水槽を設置する場所(メタルラック)の補強

1段100Kg耐荷重のメタルラックに、中央が下がってこないように、9mmのベニヤ板2枚と防水保温ボードを敷きます。

メタルラックを置く床にも同様に敷いています。

 

これは、私の管理の元行なった事で、安全を保障するものではありません。

ご自分の判断により、自己責任でお願いします。

 

○水槽の設置

・2台の45cmX30X30水槽を30cmが前に来るように設置し、底面ろ過フィルターを設置します。

こうすると60cm用の照明やバックスクリーンが併用でき、あまりお勧めしませんが、サーモが1つでヒーター2本を各水槽へ設置すれば、サーモが1つですむので経済的ではあります。

1つのサーモと別の水槽へヒーター各1本の件は、同じ大きさの水槽を並べているので、ほぼ環境的には同じという事で可能ですが、管理をちゃんとすれば安全と思いますが、水換え・換水時には、元の水温と同じ水温の水を足してやり、水量を同じにするというのが条件であり、メーカーお勧めではありません。

二台の水槽のサーモを共用する場合、温度センサーを設置している水槽を水換えする時もセンサーが空気中に出ないよう気をつけましょう。

安全を保障するものではありませんので、自己責任でお願いします。

通常は、各水槽ごとにサーモや温度センサーを設置します。

 

・飼育魚を落ち着かせたり、見栄えもよくなりますので、バックスクリーンを貼ります。

 

・準備していた底砂を平らになるよう敷きます。

底面ろ過の場合、底砂が濾過材になります。

 

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・ヒーター・温度センサー・温度計を設置

 

・器具類の設置が終わりましたら、カルキ抜きをし温度合わせをした水を水槽へ入れます。

砂が巻き上がらないように、皿などを砂の上に置き、そこに水をゆっくりと入れましょう。

 

・水草を植える場合、一度に水槽一杯に水を入れないようにし、水草の大きさにあった植えやすい量の水を入れ、水草を植えたら、目的の水位まで水を入れましょう。

水草の大きさを考え作業がしやすい水量で水草を植えましょう。

 

水草を植え終わったら残りの水を入れましょう。

 

・水を入れ終わったら、ろ過装置を動かし、照明器具やその他のまだ取り付けていない器具を設置し、飼育器具が正常に動作するか確かめましょう。

エアーリフト式底面ろ過フィルターであれば、エアーチューブでつないだエアーポンプを稼動させましょう。

 

・動作確認が済み、水が澄んできましたら、あなたのお気に入りの飼育魚を入れる前に、硝化バクテリアを発生させ増やす必要があります。

水槽の準備が整ったからといって、これをしないでいきなりお気に入りの魚を水槽に入れると、生命の危機に陥ります。

特に、一度に沢山入れてはいけません。

 

・硝化バクテリアを増やす一般的方法

パイロットフィッシュを飼育する事から始まります。

詳しくは、下記リンクをご覧ください。

 

生物ろ過とは(アクアリウム目的)

 

アクアリウムでの好気ろ過とは

 

・パイロットフィッシュを入れないで水槽を立ち上げる方法もあります。

詳しくは、下記リンクをご覧ください。

 

パイロットフィッシュなしで水槽を立ち上げる方法Vol.1セット編

 

パイロットフィッシュなしで水槽立ち上げVol.2経過データ

 

パイロットフィッシュなしで水槽立ち上げVol.3生体導入後経過

 

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